• 警告反応期：ストレスに警報を発し、ストレスに耐えるための内部環境を急速に準備する時期である。自律神経のバランスが崩れて、筋弛緩・血圧低下・体温低下・血液濃度の上昇・副腎皮質の縮小などの現象が見られる。ストレス適応反応が本格的に発動される時期で、視床下部、下垂体、副腎皮質から分泌されるホルモンの働きにより、苦痛・不安・緊張の緩和、神経伝達活動の活性化、血圧・体温の上昇、筋緊張促進、血糖値の上昇・副腎皮質の肥大・胸腺リンパ節の萎縮といった現象が見られる。
• 抵抗期：生体の自己防御機制としてのストレスへの適応反応が完成し安定した時期である。しかし、この状態を維持するためにはエネルギーが必要であり、エネルギーを消費しすぎて枯渇すると次の疲憊期に突入する。しかし、疲憊期に入る前にストレスが弱まるか消えれば、生体は元へ戻り健康を取り戻す。
• 疲憊期ヒハイキ：長期間にわたって継続するストレスに生体が対抗できなくなり、段階的に抵抗力（ストレス耐性）が衰えてくる。疲憊期の初期には、心拍・血圧・血糖値・体温が低下する。さらに疲弊状態が長期にわたって継続し、ストレッサーが弱まることがなければ、生体はさらに衰弱してくる。

ハンス・セリエは、副腎を摘出したマウスは、こういった3つの反応は起こらず、副腎皮質から出るステロイドホルモンが重要な働きを示していることを証明した。

澤の考察；
　交感神経の異常亢進＝速度過剰・スピード違反状態。働き過ぎやストレス過剰の生活が続いていると、負傷、出血事態に備えて、自律的に血管が狭まり血行が減少します。

　その結果、低体温、低酸素のみならず感染症に備えて、白血球の内部構成も顆粒球の増員と引き換えに、リンパ球の減少が必然です。

　したがって、担当員不足による癌細胞の未処理化が続くことと成り、集積・腫瘍化を招き、遂には発症、発病、がん死に至ることもあるのです。
癌の真（根本）の原因は
　前段の各種ストレスによる自律神経の失調です。生活習慣病です。
交感神経の異常亢進または副交感神経の異常亢進です。…良導絡自律神経測定の結果で明白。